FEELです。
これからしばらくの間。
この1年間、片時も忘れることができなかった恋の話を書こうと思う。
忘れて新たな1歩を踏み出さなければいけないのだけれども、忘れることができなくて。
苦しんでいる。
よく、「未練は断ち切って」と聞くけれど、なかなか断ち切れない思いも、この世にあるものなのだと気づかされる。
SNSが主流の生活では、スマホを開くたびに彼女を思いだす。
もう、いい加減。
私の中で、死んでくれたらいいのにとも思う。
私と彼女が出会ったのは、5年前の春だった。
彼女が新採用の職員として、私の職場に配属になったのです。
名前はあやこ。
初めて会った時の彼女の印象は
「今どき風な若い子が入ってきたな」
というものでした。
AKBとか、なんとか坂とか、当時テレビで流行っていた20代前半の子たちのような、
髪が長く、後ろで1つにまとめた黒髪で、さらっとしたポリエステルのシャツに、ふわっとしたスカートをはいた、身長は150センチくらいで、細身な子でした。
年齢は、私とは10才も離れていたので、初めて会った時には、5年後に私が心底惚れてしまう事になるなんて夢にも思ってもおらず。
興味というか、彼女に対する人間的な関心は、ほぼゼロで、
ただ共通点があったとすれば、
私の後輩のサホが、あやこの指導者になったことでしょうか。
サホは、いつもあやこの愚痴を私に話していました。
サホ:「あの子,、私のいうことを聞かないのです」
サホ:「書類の自分流のアレンジが激しくて直してもきりがない」
負けず嫌いな性格だったのでしょう。
サホ:「あの子(あやこ)、いつもトイレで泣いてるんですよ」
サホもいじめていたわけではないのです。
サホの言い方は強かったですが、サホもサホで、あやこもあやこで、プライドが高くまさに水と油状態でした。
残念ながら、この頃の私はサホからの話でしか彼女を、あやこを判断する方法がなかったのです。
(若い子の相手は大変そうだな)
それが、素直な印象でした。
関わることは無い。
そう思っていたある日、私はあやこと偶然にも2人で仕事をする機会が生まれたのです。